
アマンダ・ヒーリー
オーストラリア先住民ウォンナルア族(ニューサウスウェールズ州ハンターバレーの古くからの所有者)の一員。これまでの人生の大半をオーストラリア西部で過ごす。オーストラリア、アフリカ、カナダの鉱業界で35年以上の経験を有し、BHP、リオ・ティント、WMCなどの優良鉱山会社に勤務。2003年にオーストラリア西部のピルバラでエンジニアリング会社マックス・エンジニアリングを設立し、2015年に大手国際企業に売却。
2014年、ブリスベンのC20で開催されたエスニック・ビジネス・アワードで栄誉ある「ビジネスをする先住民」賞を受賞(受賞者はマックス・エンジニアリング)。MBAを取得し、2020年にカーティン大学で商学博士号を得る。
2014年末、本物の先住民製品が少ない状況に対処するため、アーティストと利益を共有する社会的企業、カーリキンを設立。同社はアボリジニの美しいアートワークを豪華なカシミアやシルクにデジタルプリントし、衣類やアクセサリーに仕上げる。オーストラリア輸出協会のEコマース賞を受賞し、2016年には複数の全国的な賞の最終選考に残る。2018年、クリエイティブ産業部門で再び輸出協会賞を受賞。同社は先住民プロジェクトに関する啓発活動や資金調達活動のパートナーとして高い人気を誇る。 2017年、他の2人の業界スペシャリストと連携し、ピルバラで約50年にわたり操業停止と業績回復を繰り返した経験を生かして、先住民が株式の過半数を保有する機械サービス企業、ワリカルを設立。同社のCEOを務めるとともに、カーリキンを通じて社会的責任に関する仕事を続けている。
ウィルパンダ財団、カーティン大学ビジネス・ロースクール諮問委員会、セーブ・ザ・チルドレン基金、西部オーストラリア社会的企業評議会設立委員会、ジョン・カーティンギャラリー、エンタープライズ・ラーニングプロジェクト、その他先住民に関する多くの小規模委員会の委員を務める。